8.09.2018

更新情報

★2018年8月9日 全卓樹さん「南国科学通信」を更新しました! 第10回 ペイジランク――多数決と世評
 第8回 三人よれば文殊の知恵 | 第9回 多数決の秘められた力 | 第7回 付和雷同の社会学 | 第6回 確率と自由 | 第5回 流星群の夜に | 第4回 アリと自由 | 第3回 アリたちの晴朗な世界 | 第2回 世界の中心にすまう闇 | 「南国科学通信」第1回


★2018年6月16日 人類の夜明けをめぐる本棚会議 本棚会議vol.2『先史学者プラトン』刊行記念 前編 後編 
本棚案内 山本貴光+吉川浩満 井手ゆみこ(ジュンク堂書店人文書担当)

2018年3月16日 末井昭さん「自殺会議(仮)」 
自殺した息子に対して加害者であるという意識を持ち続ける映画監督 原一男インタビュー

を更新しました!

2017年11月22日 仲谷正史+傳田光洋+阿部公彦「触感 × 皮膚 × 文学 「触れること」をめぐる冒険」を公開しました! 

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南国科学通信 第10回 ペイジランク――多数決と世評

全卓樹
第10回 ペイジランク――多数決と世評

人間は社会的動物なので、生きて行く上で自分の社会の中での評判というのを絶えず気にせざるを得ない。集団の中での各人の発言の重みは、評判に従って決まってくる。「社会的地位」とまで大きな話にせずとも、小さな仲間内での評判に基づいたポジショニングが、毎日を楽しく生きるのには実は一番重要だったりする。

しかし世評というのはどのように決まっているのだろうか。有能だとか、親切だとか、人を乗せるのが上手とか、他人の評価は個々人の何かの美質に基づいているには違いないが、そればかりとも言えず、なぜ彼女はあんな有能で良い人なのに人望がいまいちなのか、あるいは特に優れたとこもない彼の意見がなぜ重きをなすのか、そのような疑問は皆が抱いているだろう。


美人投票(大統領選)
by J. Keppler. 1884.(アメリカ議会図書館蔵)